こんにちは。
今月の4日に小児矯正に関するセミナーに参加してきました。
このセミナーを受講するきっかけは学校医として健診しているとき、日々の診療のとき等に最近の子供達は乳歯列期に空隙歯列(隙間があいている歯列)でないことを多く感じたからです。
大人の歯列と違い乳歯列期は後続永久歯が大きいため空隙があるのが正常な状態です。現代は柔らかくておいしい物が増えたことにより前歯で物を咬む(咬断運動)習慣が少なくなりました。それにより乳歯列期であっても大人の歯列のようなぎちぎちの状態が増えています。
改善方法には、矯正のみではなく前歯で物をかみ砕く(咬断運動)ことで前歯部の成長を促すことができます。まずは、手づかみ食べや唐揚げ・おにぎりなど前歯で咬むことが必要な食べ物を食べることからはじめて見ましょう。
子供の成長はそれぞれで違うものです。お悩みの際はぜひご相談下さい。