こんにちは。
前回現代の食事の変化により小児の不正咬合が増えているというお話をさせて頂きました。今回は当院で行っている小児矯正についてお話したいと思います。
小児矯正は医院によって治療方針が違います。するしないでどちらが正しいという答えはなく、患児自身・保護者の方がどの程度興味があるかということと、歯科医師の考え方で違ってきます。
当院では小児のお子様から矯正は行っています。当院の考え方としては、まず患児自身・保護者が興味があるのに様子をみましょうで済ましたくないのが1つ(もちろん必要ない場合は行いません)と、もう一つは小児期に矯正を開始することで永久歯を抜歯せずに矯正をすることができる可能性が高くなるからです。つまり、抜歯をしないということをモットーにしています。
当院の小児矯正で使用している矯正装置の1つを載せたいと思います。
この装置は叢生という不正咬合に使用する装置です。
この他にも、軽度の反対咬合や開咬等にも対応できる装置もあります。また小児期の不正咬合は口腔の周囲の筋や習癖が関連していることが多いためよくない習癖を改善する取り組みも行っています。矯正をしなくとも習癖の改善・食事形態の見直すことでも改善することもあります。
当医のモットーは抜歯をしない矯正治療です。
2017年3月16日 カテゴリ:ブログ